2025年05月19日

不動産相続とは?基本用語と流れをやさしく解説

相続というと難しそうなイメージがあるかもしれません。
特に「不動産の相続」は手続きも多く、専門用語もたくさん出てくるため、戸惑う方が少なくありません。

この記事では、不動産相続の基本的な仕組みや流れ、知っておきたい用語をわかりやすく解説します。
将来の備えとして、または相続が発生した方にとっても、
最初に知っておくべき大切なポイントをまとめました。

そもそも「相続」とは?

相続とは、亡くなった人(被相続人)の財産や権利・義務を
特定の人(相続人)が引き継ぐことを言います。

相続対象となる財産は以下のようなものがあります。

  •  □ 預貯金

  •  □ 株式などの金融資産

  •  □ 不動産(土地・建物)

  •  □ 借金などの負債(※これも相続対象です)

不動産相続でよく使う基本用語

初めて聞くと混乱しやすい言葉を、やさしくまとめました。
 

● 被相続人(ひそうぞくにん)

亡くなった方。財産を遺す側です。
 

● 相続人(そうぞくにん)

財産を引き継ぐ人。配偶者・子・親・兄弟姉妹など、法律で決まった範囲の人が該当します。
 

● 遺産分割協議(いさんぶんかつきょうぎ)

相続人全員で「誰がどの財産をもらうか」を話し合うこと。
不動産は分けづらいため、特に話し合いが重要になります。
 

● 相続登記(そうぞくとうき)

不動産の名義を、亡くなった方から相続人に変更する手続き。
 2024年から義務化され、期限内に行わないと罰則もあります。

不動産相続の基本的な流れ

以下が一般的な不動産相続の流れです。
 

① 死亡届の提出と戸籍の収集

まずは被相続人の死亡届を役所に提出。
同時に相続関係を証明するため、戸籍をさかのぼって取得します。
 

② 相続人の確定

誰が相続人になるかを法的に確認します。
(例:子供がいない場合は、配偶者+親または兄弟になる場合も)
 

③ 遺産の調査

不動産の登記簿、固定資産税評価証明書などを使って、財産の内容と価値を把握します。
 

④ 遺産分割協議

相続人全員で話し合い、「誰がどの財産を相続するか」を決めます。
全員の合意が必要なので、できるだけ早めに円満に進めるのが理想です。
 

⑤ 相続登記(名義変更)

不動産を相続した人の名義に変更します。
これは法務局で行う手続きで、2024年からは3年以内の申請が義務になりました。
 

⑥ 相続税の申告・納付(必要な場合)

一定額を超える遺産を相続した場合は、相続税の申告が必要です。
相続開始から10ヶ月以内が期限です。

相続対策は「元気なうち」に始めるのが一番

相続は、事前に準備をしておくことで9割のトラブルが防げるとも言われています。

  〇 どの不動産を誰が引き継ぐか決めておく。
  
  〇 遺言書を用意する。
 
  〇 相続税対策として不動産の整理・売却を検討する。

 

こうした準備をしておくだけで、家族間のトラブルや無駄な出費を防げます。

最後に・・・

不動産相続は「正しい知識」が安心への第一歩! 

不動産相続は複雑に思えますが、基本を押さえておけば慌てる必要はありません
相続の場面になってからではなく、
前もって家族で話し合ったり、専門家に相談しておくことが重要です。

 
神戸市垂水区・西区・三木市・明石市におきまして、不動産の売却でご質問などございましたら、
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