親が亡くなり、実家を相続することになったとき、
「兄弟で平等に相続したいから共有名義にしよう」
「とりあえず共有名義にして後で考えよう」
と考える方は少なくありません。
確かに共有名義は公平な方法に見えます。
しかし、相続した空き家を共有名義にすると、
将来的に大きな問題へ発展する可能性があります。
今回は、相続した空き家を共有名義にする際の注意点について、全2話で解説します。
親が亡くなり、実家を相続することになったとき、
「兄弟で平等に相続したいから共有名義にしよう」
「とりあえず共有名義にして後で考えよう」
と考える方は少なくありません。
確かに共有名義は公平な方法に見えます。
しかし、相続した空き家を共有名義にすると、
将来的に大きな問題へ発展する可能性があります。
今回は、相続した空き家を共有名義にする際の注意点について、全2話で解説します。
共有名義不動産を売却するには、原則として共有者全員の同意が必要です。
例えば、
「兄は売却したい」 「弟は残しておきたい」
という状況になると、売却はできません。
空き家の維持管理が負担になっていても、
共有者の意見が一致しなければ身動きが取れなくなります。
共有名義の最大の問題は、
時間が経つほど権利関係が複雑になることです。
例えば兄弟2人で共有していた場合でも、
その後どちらかが亡くなると持分はさらに相続人へ引き継がれます。
例えば、その結果・・・
・兄の子ども2人
・弟の子ども3人
など、共有者が5人以上になるケースも珍しくありません。
共有者が増えるほど意思決定は難しくなります。
※過去に 弊社でご売却をお手伝いさせていただいた相続案件におきまして、
「相続人13名、うち1名が海外在住」というケースがありました💦
空き家には、
・草刈り
・清掃
・修繕
・防犯対策
などの管理が必要です。
ところが共有名義になると、
「兄(弟姉妹)がやると思っていた」
「兄(弟姉妹)が管理するべきではないか」
という状況が起こりやすくなります。
責任の所在が曖昧になることで管理が行き届かず、近隣トラブルにつながることもあります。
不動産を所有している限り、毎年固定資産税が発生します。
また、
・修繕費
・解体費用
・草刈り費用
・管理費/修繕積立金
・自治会費
などの支出も必要になる場合があります。
共有者の中には、
「使っていないから払いたくない」
「兄(弟姉妹)が負担するべきだ」
という考え方をする方もいます。
結果として、親族間の関係が悪化してしまうケースもあります。
共有者が多くなると、
〇 売れない
〇 貸せない
〇 解体できない
という状態になりやすくなります。
その結果、空き家が何年も放置され、
・建物の老朽化
・倒壊リスク
・景観悪化(ご近所トラブル)
・資産価値の下落
といった問題を抱えることになります。