「親の家を相続したけれど、自分はそこに住む予定がない」
相続した不動産について、このようなお悩みをお持ちの方は少なくありません。
・実家が遠方にある。
・仕事や家庭の事情で戻る予定がない。
・すでに自宅を所有している。
・兄弟姉妹で相続したものの、誰も住む予定がない。
このような場合、相続した家をどうするかは、できるだけ早めに考えておきたい問題です。
なぜなら、誰も住んでいない家でも、所有している限り管理する責任があるからです。
そして、空き家は「何もしない」という選択をしている間にも、少しずつ傷んでいきます。
今回は、「相続したけれど住まない空き家をどうすればいいのか」について、
売却・活用・管理などの選択肢を整理してみます。
全2話でお届けしています。
相続した空き家について、「売るかどうか、まだ決めていない」という方も多いと思います。
その場合、いきなり売却を決断する必要はありません。
まずは、「この家はいくらくらいで売れるのか?」を確認してみるだけでも、
今後の選択肢が見えてきます。
例えば、「思っていたより高く売れそうだから、売却を検討しよう」となるかもしれません。
反対に、「売却価格よりも解体費用や諸費用の負担が大きそうなので、もう少し検討しよう」となるかもしれません。
大切なのは、何も分からないまま時間だけが過ぎていくことです。
不動産の価格を知ることは、必ずしも「売却を決めること」ではありません。
今後の選択肢を考えるための材料を手に入れることです。
相続した実家が遠方にある場合、空き家の問題はさらに複雑になります。
「半年に一度くらいは見に行こう」と思っていても、
仕事や家庭の事情でなかなか足を運べないことがあります。
そして、久しぶりに現地を訪れてみたら、
「庭木がかなり伸びていた」
「雨漏りしていた」
「室内にカビが発生していた」
「郵便物が大量にたまっていた」
ということもあります。
空き家の問題は、時間が経つほど解決に必要な費用や手間が大きくなる場合があります。
だからこそ、
「まだ困っていないから相談しない」ではなく、「困る前に一度相談しておく」ことが大切です。
相続した家をどうするかについて、正解は一つではありません。
そのまま所有することが適している場合もあります。
賃貸した方が良い場合もあります。
売却した方が良い場合もあります。
場合によっては、建物を解体して土地として活用する方が適していることもあります。
重要なのは、
「相続したから、とりあえず持っておく」と決めてしまわないことです。
・その家に住む予定があるのか。
・貸すことができるのか。
・売却した場合はいくらになるのか。
・解体した方が良いのか。
・税金や諸費用はどのくらいかかるのか。
こうした情報を一つずつ整理することで、ご自身に合った選択肢が見えてきます。
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