前回からの続き、住宅ローン返済途中の不動産売却について、
今回は、流れと注意点のお話しです。
毎年10月~11月頃に金融機関から送られてくる「年末残高等証明書」※金融機関ごとに名称は変わります
を参考に、残高が幾らか?確認しましょう。
インターネットバンキングの利用ができる金融機関であれば、インターネットからでも確認できます。
なお、証明書がない場合は再発行を依頼できます。
家の売却価格を把握するために、不動産会社へ査定を依頼しましょう。
なお、不動産会社の都合で、わざと“高額査定”する不動産会社も多く、
査定にばらつきがあるため、
複数の不動産会社に依頼することをおすすめします。
※高額査定については、別の機会でお話しします。
売却価格を把握したら、その金額でマンションのローン残債を返済できるか確認します。
ここでの注意点は、売却時には、以下の諸費用が必要であるということです。
忘れず、売却想定価格より差し引いてください。
仲介手数料、印紙税、売渡登記費用、抵当権抹消登記、住宅ローン繰上げ返済手数料、
譲渡所得税、引越し費用など
書類によっては、再取得に時間を要する物もあります。
前以て書類の確認をしておきましょう。
※売却する不動産の種類によっては不要な物も、下記以外に必要な物もあります。
・権利証(登記識別情報通知書)
・建築確認済証、検査済証
・印鑑証明書
・固定資産税納税通知書
・管理規約 ※マンション
・管理組合総会議事録
・新築時の販売用パンフレットや購入時の書類一式 など
住宅ローン返済途中で不動産を売却する際の一番の注意点は、「売却価格の把握」です。
特に、住宅ローンの残債が多く残っている場合や自己資金が少ない場合、
高値で売却できると想定し資金計画をしてしまうと、
契約の履行ができず、違約金の支払い義務や、
その後の生活に大きな影響が生じる場合があります。
資金計画は、「売却希望価格」ではなく、
ゆとりを持って残債を完済できるよう、「保守的な価格設定」で行いましょう。
また、売出し始めはとても注目度が高く、売却時期の中では一番重要なタイミングです。
そのため、売出し価格の設定にも注意が必要です。
不動産会社の担当者とじっくり相談のうえお決めください。
神戸市垂水区・西区・三木市・明石市におきまして、不動産の売却でご質問などございましたら、
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