2024年03月24日

空き家の管理方法とそのままにしておくリスク その1

最近ニュースなどで見聞きする「空き家問題」
今、日本では空き家が増え続けており、
この30年間で2倍以上に増加しているそうです。

空き家が放置されると・・・、
「外壁材や屋根材の落下」「家屋の倒壊」など保安上危険な状態となるほか、
「ごみの不法投棄」「放火などによる火災発生」「悪臭」
「ねずみや野良猫、シロアリなどの害虫等の繁殖」「雑草の繁茂」など衛生面や景観の悪化などをもたらし、
地域住民の生活環境に様々な悪影響を及ぼします。

あなたの実家も空き家になってはいませんか?
将来相続する実家が空き家になる可能性はありませんか?

今回は、空き家の管理方法と放置しておくリスクについて、全2話のお話しです。

空き家の管理方法

換気をする

一番重要なのは、「換気」をすることです。
 
人の出入りがなくなった建物=閉め切った状態の室内には湿気が溜まりやすく、
木造住宅などは湿気が原因で腐食しやすくなります。
 
そのため、定期的に窓を開放し換気をすることで、
家の中に溜まった湿気を屋外に排出することが重要です。

通水する

換気の次に重要なのは、「通水」です。
 
キッチンやトイレ、洗面所など長期間に亘り水を使用しないでいると、
排水トラップの水が蒸発し、排水管の臭いが室内に充満したり、
害虫などが侵入し易く、衛生面でも悪化するばかりです。
 
「換気」をしている間に、各所の「通水」も忘れず行いましょう。
※洗濯機置き場においては、“エルボ”など排水ホースを繋ぐところに、
 ラップなどで口を閉めておかれることをオススメします。

掃除をする

次に、当たり前のようですが、「掃除」です。
 
一番の重労働が故に怠り気味になりますが、この作業も重要です。
 
屋内だけでなく、庭のあるお家の場合は、
庭木の手入れや落ち葉の除去、雑草の除草なども入念に行いましょう。
 
落ち葉や雑草を放置すると、害虫の発生や野良猫の糞尿被害など、
近隣住民の生活環境にまで悪影響を及ぼす可能性もあります。

雨漏り箇所のチェック

「雨漏り箇所のチェック」も大切です。
 
現地に管理へ行かれる際は、出来れば、その前の数日間に雨が降った後が理想です。
 
理由は、雨漏りしている場合、発見し易くなるためです。
 
雨漏りをそのままにしておくと、建物の倒壊にも繋がり易く、危険に直結します。

その他不具合箇所のチェック

空き家の管理においては、
トラブルに発展しそうな箇所を早期に発見し、未然に措置することが重要です。
 
発見が遅れると、被害・損害も大きくなりやすく、それに比例して支出も増えてしまいます。
 
また、建物以外でも、近隣との境界線上に変化やトラブルになりそうなものはないか?
もチェックしておきましょう。
次回は、空き家をそのままにしておくリスクについてのお話しです。
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