2023年07月30日

空き家の売却・・・現状のままor更地のどっちが良い? その3

さて、今回は、前回から続きで最後のテーマ、
「中古住宅」、「古家付き土地」として売却する場合、
所有している間(売却出来るまで)に掛かる費用(税金を含む)についてのお話しです。

所有期間(売却期間)中にも掛かる費用(税金を含む)について

所有期間中に要する費用 ① 「維持管理費」

庭木が在る場合は、その庭木の剪定や雑草などの除草の他、定期的な換気。

また、台風や大雨が降った場合における建物状況の確認と状況に応じた修繕が必要となります。

なお、ご所有の不動産が今の住まいから遠方に在る場合は、その交通費も必要です。

既に売却ご相談先の不動産会社があり、その不動産会社が当該不動産の近くだった場合は、
その不動産会社に管理を任せるというのも手段の一つです。

所有期間中に要する費用 ② 「火災保険などの保険料」

火災保険の加入は必須ではありませんが、延焼や地震により建物が倒壊などした場合には、
当然ながら、当該建物を撤去する費用が掛かります。

また、当該建物の一部が損壊などして、周辺の人や物に危害・損害を与えてしまった場合、
損害賠償請求されるケースも生じます。

これらの万一に備え、火災保険の加入をオススメしておりますが、
保険料は月数万円程度かかることもありますので、大きな出費となります。

所有期間中の税金

・固定資産税
・都市計画税
ご存知の通り、上記2つの税金が掛かってきます。
 
なお、前述の通り、更地の状態で土地を所有している場合は、
建物が在る時と比べて、固定資産税が高くなりますので注意が必要です。

最後に

3回に亘ってお話ししてきましたが、
「中古住宅」、「古家付き土地」として建物付きで売却するか?
建物を解体してうえで「更地」として売却するか?は、
建物の状態の他、周辺不動産の状況に大きく左右される面が多く、
一般の方には判断が難しいと思います。
 
なお、不動産会社によっては、解体業者のご紹介も出来ますので、
事前に解体費用の見積を取るなど、
しっかりと不動産会社の担当者にご相談ください。
神戸市垂水区・西区・三木市・明石市におきまして、不動産の売却でご質問などございましたら、
 『不動産のコンシェルジュ』までお気軽にお問合せください。

売却や査定のご相談は、こちらまでお気軽にお問合せください。
ページの先頭へ