住宅ローンの返済が少しでも苦しいと感じたら、
とにかくすぐに金融機関に相談してください。
これまでの記述の通り、
住宅ローンの支払いが“遅れだす前”に相談するのがベストです。
何ら相談もしないまま延滞してしまうと、
金利の優遇が撤回され、高い金利負担を強いられる可能性もあります。
特に2019年以降、新型コロナウイルスの影響もあり、
「住宅ローンが払えない」という相談が急増しています。
金融機関によっては専用の相談部門を用意しており、
『リスケジュール』といって、
金融機関側も払い続けられる方法を一緒に考えてくれます。
『リスケジュール』の具体的な内容としましては、
元金の返済をストップして利息のみ払う方法(元金据置)や、
返済期間を延長(期間延長)して月々の返済負担を減らす措置があります。
しかし、あくまで一時的措置となるため、
元金が減らない、住宅ローン返済期間が長くなるなど、
総返済額は増えるということはお含みおきください。
住宅ローンの支払いが難しくなり、
家を売りたいと考えたらまず家の査定を受けてみましょう。
査定を依頼したことによる不利益はありませんのでご安心ください。
自宅のおおよその売却価格を知っておくと、
気持ちが楽になり今後についての計画も立てやすくなります。
※金融機関への相談時にも役立ちます。
ここでおすすめしたいのが、『買取査定』を依頼することです。
前回にも少しご説明させていただきましたが、
買取査定とは、不動産会社が当該不動産を直接買取する場合の査定を受けることです。
不動産仲介での売却は、買い手との条件のすり合わせが必要になり、
値引き交渉が入ることもあれば、
なかなか買い手が付かない場合は、販売価格を下げることもあります。
結果、不動産仲介の場合、査定価格と実際の売却価格に差額が生じることが多くあります。
また、ここでは詳しくお話ししませんが、
仲介での査定を依頼した場合、
査定を依頼した不動産会社によっては、
その査定額の信頼度が、かなり低いことが多々あります。
※悪質な『高値査定』といいます。別の機会でお話しします。
一方、不動産買取の査定価格は、
不動産会社が現実的に買い取ることが可能な価格となります。
つまり、査定価格と売却価格の価格差は基本的に生まれません。
不動産買取は、不動産仲介より安い価格にはなりますが、
「家を売ったら最低限手に入る金額」が把握できます。
手に入る金額がわかれば、売却後の計画をより具体的に立てられます。
住宅ローンの支払いが苦しくなったときは、
まず『不動産買取査定』を受けてみることからスタートしてはいかがでしょうか。
神戸市垂水区・西区・三木市・明石市におきまして、不動産の売却でご質問などございましたら、
『不動産のコンシェルジュ』までお気軽にお問合せください。
売却や査定のご相談は、
こちらまでお気軽にお問合せください。