2025年09月08日

空き家問題と相続 ― 放置するとどうなる?

近年、相続に伴って「空き家」を所有するケースが急増しています。
空き家をそのままにしておくと、税金や維持管理の負担だけでなく、
周囲に迷惑をかけてしまうこともあります。
今回は、空き家を放置した場合のリスクと対応策についてのお話しです。

空き家が増えている背景

● 高齢化社会により実家を相続するケースが増加。
● 都市部への人口流出で、地方の家が空き家化。
● 相続人が遠方に住んでいるため、管理が難しい。

空き家を放置するリスク

●固定資産税の負担:住んでいなくても毎年課税されます。
●倒壊や老朽化の危険:管理不足で建物が劣化し、近隣に被害を及ぼす恐れがあります。
●特定空家に指定される可能性:行政から指導・勧告を受けると固定資産税の軽減措置が外され、
               税額が大幅に増えることもあります。
●防犯・景観の問題:不審者の侵入やごみの不法投棄など、
          地域全体の治安悪化につながるケースもあります。

空き家への対応策

◆ 売却する
需要があるうちに売却することで、税負担や管理の手間を解消できます。

◆ 賃貸として活用する
リフォームして賃貸に出せば、収益を得ながら資産を有効活用できます。

◆ 解体して更地にする
建物の老朽化が進んでいる場合は、更地にして土地活用を検討するのも選択肢です。
ただし、固定資産税が上がる場合があるので注意が必要です。

◆ 空き家管理サービスを利用する
遠方に住んでいて管理が難しい場合は、専門業者に管理を委託する方法もあります。

相続時に考えておくべきこと

相続発生後、早めに不動産の活用方針を決めることが重要です。
相続人全員で話し合い、売却・活用・管理の方向性を共有しましょう。
空き家のまま放置せず、適切に対処することで将来的なリスクを回避できます。

最後に

相続で引き継いだ不動産が「空き家」となる場合、放置すればするほどリスクや負担が増えていきます。
最終的に売却や賃貸にするとなった場合、放置の時間と価格・家賃は反比例の関係にあります。 
早めに売却や活用の道を検討することが、ご家族の安心と資産の有効活用につながりますよ。 

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